非接触動力伝達装置のしくみ

非接触動力伝達装置「プロスパインシリーズ」は、磁石の吸引・反発の力を利用した動力伝達伝達装置です。
(「非接触動力伝達装置」は ” 磁気歯車 ” ・ ” 非接触歯車 ” と呼ばれる場合もあります。機械的に接触しなくとも「歯」の噛み合いの力によって回転を伝える機械要素だからです。)
通常の歯車はお互いの歯を噛み合わせ、その噛み合いの力によって回転を伝えます。プロスパインでは、その歯をネオジムなどの強力な永久磁石に置き換え、磁力による噛み合い(=吸引と反発の力)によって回転します。 お互いに向かい合った歯車の間には強力な磁力線が存在し、その磁力線によって動力を相手に伝えます。
非接触のため、従来の機械的な噛み合いの歯車に比べコギング(歯車がスムーズに回らず、カクカクと回る状態)が抑えられ、スムーズに動力を伝達することが出来ます。



磁気歯の形は当社が開発した特殊な曲線で作成しました。さらに磁気歯の数(プロスパインではN極・S極の極数を指します)を多くすることによってかみ合い領域を大きくし、より滑らかな動力伝達を可能にしました。

